第75章運転手としての役割を果たす

レイラ視点

マーガレットが孫を不安げな目で見つめているのに気づいた。けれど口元の端には、私には読み解けない不可解な笑みが浮かんでいた。

「もう連れて帰る。あとは自分で帰ってくれ」セロンはマーガレットにそう言い放ち、反論の余地を与えない口調だった。

セロンに促されて玄関へ向かいながら、私は彼の反応がどうにも腑に落ちず、戸惑いを抑えられなかった。きっと顔に出ていたのだろう。なぜそこまで苛立つの?

マーガレットは彼に誰かをあてがおうとしていたわけじゃない。私に釣り合いそうな独身男性を紹介しようとしていただけだ。仮に私がそのお節介に乗ったとして、彼に何の関係がある? 私の代わりに断る権利なんて...

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