第77章自分よりも自分の測定値をよく知る

レイラ視点

ノアと一緒に研究所を出て、テロンと落ち合おうとした瞬間、目の前の光景に足が止まった。テロンがナプキンで、ミアの口の端についたアイスをやさしく拭っている。

――この二人、いつの間にこんなに距離が縮まったの?

ノアは待ちきれない様子で先に駆け出し、私は慎重に歩み寄った。車のそばまで来ると、テロンが顔を上げる。表情は読めないほど平静だった。

「足首、ひねったの?」私はミアが片足をかばっているのを見てすぐに気づき、尋ねた。「どれくらい痛い?」

「ちょっとだけ」ミアはふくれっ面で認めた。「休み時間に転んだの」

私はしゃがみ込み、足首をそっと確かめた。軽く腫れてはいるが、深刻な様子...

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