第271章 薬には問題がある

林田ククは凍りつくような視線を向け、冷然と言い放った。

「では、藤原社長はどういうおつもりですか?」

藤原深の喉仏がごくりと動く。彼は喉の奥から、苦渋に満ちた声をようやく絞り出した。

「口座が凍結されたことは、今日知った。お袋がそんな真似をするなんて、俺は知らなかったんだ」

ククは唇の端を皮肉げに歪める。

「つまり、私があなたを誤解していると言いたいのですか? そんな戯言(ざれごと)、ここで聞くつもりはありません。退(ど)いてください」

「退くもんか!」

藤原は長い脚を一歩踏み出し、ドアの前を完全に塞いだ。

彼は困り果てたように言った。

「クク、少しは冷静になれないのか?」...

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