第353章 セクハラ

もう一つのお皿に乗っていたケーキは、佐藤梓紗にぶつかられた拍子に半分以上落ちてしまった。残りはせいぜい二、三口で食べ終わる量で、まったく物足りない。

林田ククはいっそのこと、その小さなお皿も朝日明美に渡し、自分は立ち上がって新しいのを取りに行くことにした。

藤原深は林田ククが立ち上がるのを見て、彼も腰を上げ、彼女の後を追った。

今日のパーティーには子供たちが大勢来ており、到着が遅かった林田ククが見た頃には、ケーキの上のイチゴはほとんど取り尽くされていた。

林田ククが少し残念そうにため息をついたその時、視界の端に、五、六歳の男の子が持っているお皿が映った。なんとそのケーキには、イチゴが...

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