第357章 本当の友達

 林田ククは佐藤時言を休憩室へ案内し、医師から火傷用の軟膏とガーゼを受け取ると、薬を塗るためにシャツを脱ぐよう彼に促した。

 服を脱ぐと言われ、佐藤時言は一瞬ためらった。そして林田ククを見上げ、穏やかな声で忠告した。

「それなら、心の準備をしておいて。驚かせないといいんだけど」

 その時、林田ククはまだ不思議に思っていた。上半身裸の男を見たことがないわけでもない。ただ服を脱ぐだけで、ショックを受けるはずなどないのだ。

 しかし、佐藤時言がシャツを脱ぎ、上半身の傷跡を露わにした瞬間、林田ククは完全に言葉を失った。

 彼の胸元には広範囲にわたる火傷の跡があり、それは両腕にまで生々しく広...

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