第391章 変態

神崎遠は左手で部屋着の裾を持ち上げ、右手で朝日明美の手首をつかむと、そのまま自分の腹筋へ無理やり押し当てた。何も言わない。ただひたすら、彼女の手を引いては撫でさせ、撫でさせてはまた滑らせる。

朝日明美は頬が一気に熱くなり、手を引き抜こうとする。けれど何度やっても、びくともしない。

指の腹が、厚みのある筋肉にしっかり貼り付いた。硬さの中に柔らかさが混ざる触感が妙に心地よくて、明美は片目を細め、そっと様子をうかがう。指先がきゅっと丸まり、触れ方がさらに密になる。

それだけでは足りないと言わんばかりに、神崎遠は彼女の手を上へ引き上げた。得意げに。

「胸筋も触るか? 俺、胸も悪くないぞ」

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