第411章 代表

朝日明美はますます露骨に嫌悪を滲ませ、神崎遠を上から下まで値踏みするように眺めた。

「要するに、あたしに後始末させたいってことでしょ?」

「なかなか賢いじゃん。まあ実際、俺ひとりじゃ食いきれねえし。半分やるよ、報酬な」

神崎遠はニヤニヤ笑っていて、いかにも殴りたくなる顔をしている。

この時間帯は、朝日明美がいつも夜食をつまむ頃だ。神崎遠がこんなことをしなくても、彼女は林田ククに夜食へ付き合えと絡んだはずだった。もっとも最後は「新作のために体を絞ってるから」と林田ククに断られるのがオチなのだが。

朝日明美は神崎遠の向かいにどさっと腰を下ろし、慈悲深く言ってやった。

「そんなに孤独そ...

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