第449章 質問

藤原深はオンライン会議の最中だった。そこへ突然、スピーカーオンのスマホが視界に突き出され、訝しげに田中申を見る。

次の瞬間、通話口から詰問が飛んできた。

「上田さんが時間どおりに服を届けたのって、藤原深の指示?」

田中申は軽く咳払いをして、ありのまま答える。

「はい」

受話口が一拍、沈黙した。

「やっぱり」林田ククがぼそっと呟いたかと思うと、そのまま吐き捨てる。「あいつ、頭おかしいんじゃないの?」

田中申が反射的に藤原深を見る。案の定、藤原深の顔色がすっと落ちた。

藤原深は手を伸ばしてミュートにし、会議を一時停止するよう合図する。両手で顎を支えたまま、電話の向こうの声に耳を澄...

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