第462章 貸し出し

川崎司光は、林田ククが疑っていないのを見て、ようやく胸をなで下ろした。

白川麻衣が向こうから声をかける。「クク、メイク入るよ」

林田ククは短く返事をして、バルコニー側へ向かった。残された川崎司光は、ソファにひとり腰を下ろし、待つ。

「いらっしゃいませ。お飲み物は何になさいますか」

機械的な声が響いた。

ジャーヴィスが執事モードを起動し、川崎司光の前に立って問いかけてくる。

川崎司光は顔を上げた。さっきからこの小さなやつが気になっていた。以前展示会で見たロボットとは明らかに違う。しかも――やけに賢そうだ。

興味本位で、指先でジャーヴィスの頭をつつく。

ジャーヴィスは人間じみた仕...

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