第465章 デモンストレーション

神崎遠はこの件で頭が痛いところへ、親友がわざわざ自分のいちばん痛いところを突いてきたものだから、腹が立って仕方ない。だからわざと、そんなふうに言ってやった。

「そうだな。俺、もっと食えばよかったよ。今日このまま病院に運ばれてりゃ、川崎司光がジャーヴィス持っていくの見なくて済んだのにな」

言い終えるや否や、藤原深の顔がさっと曇る。

技術流出がどうこう以前に、林田ククが自分の気持ちをそんなふうに扱う。その事実だけで、藤原深が平静でいられるはずもない。

神崎遠は親友の表情が変わったのを見て、内心ほくそ笑んだ。

「へえ。川崎司光とクク、けっこう仲いいんだな。ほんのちょっとの間で、ククの家に...

ログインして続きを読む