第473章 デート

防御モードを切る方法はほかにもある。だが、一時間経てば自動で解除される――そのことを、藤原深は口にしなかった。

その一時間、川崎司光は屈辱を味わい尽くした。家の者が上から下まで聞きつけて集まり、動画だの写真だのを撮りまくる。榎本律人に至っては、さっさとSNSに上げた。

今日一日でかいた恥だけで、榎本律人はしばらく笑っていられるだろう。

川崎司光は心が死んだまま床に転がり、すべてが藤原深のせいだと思うと奥歯を噛みしめた。千倍、百倍にして返してやる――そう誓う。

一方の藤原深は機嫌がいい。川崎司光が押さえつけられている動画を何度もリピートしながら、田中申に言いつけた。

「技術部、よくや...

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