第492章 施し

彼女がそう言うと、ほかの面々も思い出したらしく、目の輝きが一段増した。われ先にと口々に騒ぎだす。

「見た! やばかったよね。眩しすぎて、あのときカメラ一台、光でやられたって聞いた」

「そうそう! 同行してたタレントもカメラマンも『うわっ』って声あげてたし、スタッフも同じ。メイキングでもみんなあっちに集まって触りまくってて、画面の前でよだれ出そうだった」

「ゲストがうらやましすぎる……着けられなくても、ひと目だけでも拝みたい」

「心柔さんって普段ほんと控えめなんだね。いつも目立たないのしか着けてないじゃん。私だったら毎日ドレス替えて、日替わりで見せびらかすのに!」

お世辞を嫌がる人間...

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