第533章 君はとてもいい

林田ククは驚いて、反射的に彼を突き放した。信じられない、という顔で。

「パイプカット……?」

藤原深の酔いの回った様子を見て、これは自分を引き留めるための戯言だと思った。眉をひそめる。

「変なこと言わないで」

パイプカットは身体への負担がそこまで大きくないとはいえ、手術であることに変わりはない。何も言わずに受けて、もし後遺症でも出たらどうするつもりなの。

藤原深は妙に真面目に答えた。

「変なことじゃない。本当にやった。もう半年以上になる」

半年前なら、まだ離婚していなかった。回数だって、いつもと変わらなかったはずだ。しかも無傷で済む類の手術じゃない。彼が「もう一回」とせがんでき...

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