第549章 日用品

林田ククはトイレに行くふりをして席を立った。けれど実際は廊下で、もうこのまま帰ってしまおうか――そんなことを考えていた。

ただ、すぐに思い直す。佐藤時言に申し訳ないし、何より中には藤原深もいる。

あの「ゲーム沼」っぷりを見る限り、このあとまた酒まで入るに決まってる。

林田ククは田中申に先に連絡を入れ、時間を見て迎えに来てもらうよう頼んでおいた。

部屋に戻ると、案の定、藤原深の顔がさっきより赤い。絶対また飲んだ。

林田ククはため息をついて腰を下ろし、帰ろうと言いかけたところで、佐藤時言が紙切れを手のひらに押し込んできた。

「次のゲーム、始まった」

ワードウルフ。

負けた者は今夜...

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