第551章 苦肉の策

田中大介はすぐさま駆け寄り、ひとまずのチェックに入った。

佐藤千夜は青ざめ、怖いのと焦りで頭が真っ白になりながら、真っ先に責任転嫁を始める。

「全部この女のせいよ! いきなり蛇なんか出すからでしょ! あんなの出されなきゃ、わたしだって驚かないし!」

林田ククは相手にする気にもならず、花嫁の様子だけを見つめた。胸の奥がずしりと重い。

さっきは一矢報いてやろうと、つい調子に乗った。こんな危ないことをするなんて――もっと冷静でいるべきだった。

しかも、佐藤千夜に「蛇は平気?」とわざわざ確認までした。怖くないと答えたからこそ、ああしたのに。

それなのに千夜は怯えて、花嫁を押した。

もし...

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