第555章 因果応報

藤原深は困ったように首を振り、彼女には敵わないとばかりに話を合わせた。

「じゃあ、俺の魅力が落ちないように努力しないとな」

そんなやり取りをしている一方で、部屋の中の言い争いはまだ終わっていなかった。

林田山の言葉を聞いた夏川薫は、ぶち切れた。

「息子をもう一人って? 陽くんはあなたの息子でしょう? 一人じゃ足りないの? それとも、財産を全部あの子に渡すのが惜しいから、分け前を増やしたいってわけ?」

怒鳴りつける。

林田山は言い返せず、しどろもどろになりながらも強引に腹を決めた。

「とにかく子どもは絶対に必要だ。美島ちゃんのほうは、何があっても守る。お前が産まないなら、産む女は...

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