第575章 親族の認知

林田ククがようやく寝息を均すようになった、その直後だった。藤原深のスマホが短く鳴る。

放っておくつもりだったが、表示された名前が川崎司光で、結局タップしてしまう。

『寝た?』

藤原深は淡々と打ち返す。

『寝た』

少し迷って、もう一行。

『俺もククちゃんも寝た』

その一言で、川崎司光は危うく血が上りかけた。

だが用件がある。深呼吸して指を動かす。

『ククの写真、撮って。ほかの人の情報が一切映らないやつ』

藤原深はすぐ察した。今日の集まりが理由もなく中止になった以上、祖父母が何も聞かないはずがない。この規模の騒ぎを隠し通すのも現実的じゃない。

司光はきっと叱られて、無理やり...

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