第613章 同棲

一方そのころ、林田ククも牧野徹也のほうから事の顛末を聞かされ、さすがに意外だった。

「まさか、あの子の客がまだそんなに忠義立てするなんてね」

牧野徹也は薄く笑う。

「忠誠心じゃない。あいつらは同じ縄でつながれた運命共同体だ。互いの利害を守るのは当然だろ。だが――それでいい。俺が見たかったのはそれだ」

「いずれ大ごとにして、関わる連中を全員引っ張り出す。お前にとっても、最高の宣伝材料になる」

林田ククが眉を上げる。

「そこまで道筋を敷いてたわけ?」

牧野徹也は自信満々に言い切った。

「金をもらって動く以上、藤原社長は気前がいいからな」

そのあとも段取りを軽くすり合わせ、電話を...

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