チャプター 26

アヴェリン

午前中、私はかろうじて平静を装いながらも、ほとんどパニックに近い状態で過ごした。キャサリンの突然の「辞職」のことで頭がいっぱいで、教える仕事も上の空だった。廊下で物音がするたびに飛び上がり、予期せぬ声が聞こえるたびに心臓が跳ねた。子供たちが午後の昼寝のために静かになる頃には、私はもう居ても立ってもいられない気分だった。

空気が吸いたかった。本物の空気を。息が詰まりそうに感じられるようになった、学院の循環空気ではなく。

「少し外の空気を吸ってきます」私は他の先生たちにそう言って、カーディガンを掴んだ。「子供たちはみんな寝ていますから」

学院の小さな中庭はいつもは静かなのに、今...

ログインして続きを読む