第218章

この夏川品邦という男、最初から最後まで出鱈目ばかり並べ立てて、俺たちをいいように利用しやがって!

「夏川品邦! よくも騙したな!」

「彩夏がどうして死んだのか、はっきり言え!」

「貴様が罪をなすりつけていたのか! 一体どういうつもりだ!」

先ほどまで団結していた群衆は、今や一斉にその矛先を変え、燃え盛る怒りをもって夏川品邦を取り囲んだ。罵声と詰問が四方八方から浴びせられる。

上村暁は混乱に乗じて歩み出ると、腰から銃を抜き放ち、その暗い銃口を夏川品邦の眉間にぐいと押し当てた。

冷ややかな金属の感触に、夏川品邦の全身が硬直する。喚き声はピタリと止んだ。

「姉さんが聞いただろう。子供...

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