第1109章

コニーとテディの間に割って入ったことで、ヒルダはこれ以上あの男がコニーにワインを勧めるのを阻止できていた。

コニーの両脇をリナックスとヒルダが固め、さらに横からはネイサンが睨みをきかせている。テディは今夜、手出しをする隙など万に一つもないことを悟った。たとえコニーを酔いつぶしたところで、彼女を連れ出すことなど不可能だ。そう判断した彼は、興味を失った様子でその場を離れた。

その後、アルバンがワイン片手に近づいてくると、コニーのグラスに自分のグラスを軽く合わせた。

「コニー、大丈夫かい?」

コニーは事前に二日酔い止めの薬を服用していたため、意識はいつも通りはっきりとしていたが、顔だけはほん...

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