チャプター 1349

彼は冷静に出来事を振り返り、ついに思い出した。

個室に入った後、クラウスに話しかける間もなく、ルナが部屋に飛び込んできて邪魔をされたのだ。その後、すぐに警備員につまみ出されてしまった。

そもそもクラウスはジャスティンの存在に気づいてすらいなかったのだ。だから、「会っていない」と答えるのも当然の成り行きだった!

クラウスと話せなかったばかりか、公衆の面前で恥をかかされ、あまつさえナイトクラブに行った罰まで受ける羽目になるとは。

すべてはルナのせいだ!

ジャスティンは突然、隣にいるルナを指差して大声で告げ口をした。「クレモン先生、僕からも報告があります。ルナも昨夜ナイトクラブに行っていま...

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