第1368章

「どうですか、ルナさん?見てくださいよ、この逞しい上腕二頭筋。見えます?気に入ったなら腹筋も見せますよ、完璧なんですから!俺と結婚しても後悔させませんよ。西洋料理も東洋料理も作れるし、それに占いだって得意なんです!」

リナックスはジェイデンの本を運ぶのを手伝いながら、ペチャクチャと喋り続けるジリーを見て、思わず口を挟んだ。「いい加減にしろ!その無駄なエネルギーがあるなら、さっさと荷物を運ぶのを手伝え!」

リナックスも車で学校に来ていた。本来はルナを迎えに来たのだが、ダミアンが直々にジリーを呼び出したのだ。結局、人の仕事を横取りするわけにもいかないと思い、代わりにジェイデンを迎えに来たという...

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