チャプター 386

このスープが入った容器は、まさに天から降ってきた好機だった!

ダイアナはスープを部屋に持ち帰った。蓋を開けると、芳醇な香りが漂ってくる。確かに、中身は美味しそうなチキンスープだった。あまりの空腹によだれが出そうだったが、彼女はその貪欲な食欲をぐっと抑え込んだ。

彼女は素早く髪を乾かし、丁寧にメイクを施してから、スープの容器を持って「自撮り」をした。自分の顔とスープがはっきりと写るように細心の注意を払う。それから写真加工アプリを使い、肌の欠点を修正して写真を整えた。三十分もかけて加工した結果、スープに浮いている鶏肉の質感までもが消え失せるほどだった。そして、その過剰に加工された写真をTwit...

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