第124章

松原南は画面を見つめ、数秒だけ逡巡した。

「……今すぐ入院しなきゃダメですか? せめて、二日くらいあとじゃ……」

明日、和田グループの様子を見に戻りたかった。

最近ずっと町谷勝矢と連絡を取り合っていて、いろいろな情報も入ってきている。

同時に、和田グループがここ最近デザイナーを探していることも知った。

――自分も、試してみたい。

「今日、入院だ」

医師が口を開くより先に、隣に立っていた藤原傑が言い切った。

男の視線はひやりと冷たく、表情は妙に落ち着いているのに、言葉だけは有無を言わせない。

医師はためらうように松原南を一度見て、ほんの一秒考えた末に頷いた。

名の知れた藤原...

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