第41章

松原南はぱちぱちと瞬きをして、咄嗟に口実を作った。

「また今度にしようかな。これから病院にクルミのお見舞いに行くの。夕飯も向こうで済ませるし、時間ができたら改めておごるね」

町谷勝矢は深く考えず、すぐに言葉を重ねる。

「だったら俺も一緒に行こうか。ちょうどクルミの顔も見たいし」

松原南は困ったように息をつき、それでも結局うなずくしかなかった。

今回は町谷勝矢の車で病院まで送ってもらった。

先に町谷勝矢が降りる。振り向いた瞬間、松原南はすでに車外に出ていた。

「介護スタッフを二人手配したの。クルミのことは見てもらえるけど……やっぱり心配で、私が直接確認したくて」

そう言いながら...

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