第75章

「誰かが裏で小細工できないように、今回のテーマ決めはくじ引き方式にします」

午後の応接室には人がぎっしりと集まり、あちこちでひそひそ声が交わされていた。

主管は二人の間に立ち、厳しい顔でルールを告げる。

「出題者は、ここにいる全員です。誰でもテーマ案を出せます。紙に書いて丸め、透明箱に入れる。そこから参加者二名が自分で引く。手順はすべて公開、監視も入れます。公平性は担保しますので、ご安心ください」

そう言いながら、主管は左右の二人へ視線を向けた。

松原南は表情を変えず、軽くうなずいた。

彼女にとって、この程度のルールはあってもなくても同じだ。そもそも不正をするつもりなど最初からな...

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