第40話 壮工

律は片膝をつき、掌を上に向けて、真面目すぎてむしろ滑稽に見える姿勢を取った。

「女王陛下、臣は己の罪を理解しております」

冴月は彼を三秒じっと見つめた。

湖から吹く風が彼の髪を少し乱していたのに、顔にはひどく神妙な謝罪の表情が張りついている。その無表情ぶりは、昔、法律事務所で契約書にサインしていたときとそっくりだった。どんなときでも、あの鉄面皮だけは崩れないらしい。

冴月は短く笑いかけ、それからすぐに口元を引き締めた。

「臣は今後、言動を慎み、二度と軽々しく口を滑らせません」

彼はわずかに間を置き、さらに付け加える。

「もしこの誓いに背くことがあれば、いかなる罰であろうと甘んじ―...

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