第43章

那美は日に日に初音に懐いていった。

毎朝、彼女は大人しく食卓につき、初音が何を作っても美味しそうに平らげた。

最初、初音は彼女が生まれつき少食なのだと思っていた。だが、本人の話を聞いて驚いた。家での食事といえば、マッシュポテトかフライドポテト、あとはサンドイッチやハンバーガーに野菜サラダくらいだったというのだ。

初音の手料理は、そんな那美に強烈な感動を与えた。今では毎食、最低でもご飯を二杯はおかわりするほどだ。

その食べっぷりを励まそうと、初音もつい彼女を褒めちぎってしまう。

だが、そんな時決まって、寧々は無言のまま、フォークで自分の皿の食べ物をコツコツと突き刺していた。

ある日...

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