第102章 彼女にとって不公平だ

オーロラ・ロス の視点

私は思わず背筋を伸ばし、スマホをじっと見つめた。理由もなく緊張して、手をこすり合わせる。

マイルズは軽く笑って、スピーカーに切り替えた。

すぐに、相手の声がスマホから流れてくる。今日の審査員として名を連ねていた五人の画師のうちの一人――その声だった。

「マイルズ。話し合いの結果が出た。お前が連れてきたあの子が何位だったか、知りたいか?」

「祖父もいるんだ。わざと焦らすなよ」

相手は一瞬言葉を詰まらせたようで、次に口を開いた時には、声の調子が一気に改まった。

「おめでとう」

「合格は彼女だけだ」

私の目がぱっと輝く。

「ってことは……」

マイルズが...

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