第116章 未来城

オーロラ・ロス視点

ここ数日、私はルイと一緒に土地を見て回っていた。ケントは相変わらず、背後にぴたりと張りつくでもなく、離れすぎるでもなく――絶妙な距離を保ったままついてくる。

早く拠点を決めたい。けれど、こういうのは焦って決めると必ず後悔する。

候補をいくつか回り終えたところで、私はルイに手を振った。

「この数日、助かったわ。明日はゆっくり休んで」

ルイも分かっている。ここから先は、私が一人で選ぶ時間が必要だ。

送っていくという申し出も断って、私は少しだけ一人で歩くことにした。

夜風が頬を撫で、ひんやりとした冷たさが頭を冴えさせる。

場所はどれも悪くない。規模も、私の想定ど...

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