第129章 悪徳商人と協力?

オーロラ・ロス視点

何発か叩きつけただけで、蝶よ花よと育てられた女はもう限界だった。体から力が抜け、ふにゃりと崩れかける。

あれだけうるさかった口も、殴られて朦朧とした頭のせいで、ようやく黙った。

額から伝う血を見ていると、胸の奥で煮えたぎっていた怒りも、血と一緒に少しずつ引いていく。

私は鼻で笑った。エレベーターが再び止まった、その瞬間に。

腕の中の女を、外へ放り投げた。

目の前には、固まって動けないD組の連中がずらり。床にへたり込み、怯えた目で私を見上げるシャーリーに、私は礼儀正しく口角を上げてみせた。

それから手を伸ばす。

指先から、シャーリーの髪が一房、はらりと床へ落...

ログインして続きを読む