第146章 羊を捕まえるルイ

オーロラ・ロス視点

「ルイ、起きて」

私はそっと彼の肩を揺すった。眠たげにまぶたを開くのを見届けてから、立ち上がってイーゼルを片づける。

土の小道に足を乗せ、村のほうへゆっくり歩き出した。背後ではルイがひとつあくびをして、気だるそうにあとをついてくる。

そうして、私が借りている小さな木造の家の前まで戻ってきた。

画板を背負ったまま中へ入る。すると、後ろの男まで当然みたいに続いて入ろうとしてきた。

私は手を伸ばし、彼の胸に軽く触れて制した。顔を上げ、黙って見つめる。

ルイは眉を上げた。

「どうした?」

「……まだ帰らないの?」

もうこんな時間だ。小さな家に男女が二人きり。ま...

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