第157章 少し気をつけろ

オーロラ・ロス視点

やっぱり、露天風呂は最高だ。

ここ数日ずっと浸かっていたせいで、体の芯までふにゃりと緩みきっている。

私は岩にもたれ、水の中でだらりと姿勢を変えた。

手元に浮かぶトレーには、オレンジ風味の果実酒。度数は低めで、口に含むと少しだけきゅっと酸味が立つ。でも、やわらかく甘い月餅をひと口合わせれば、全部がちょうどよくまとまった。

「気持ちいい……」

長く浸かりすぎたせいか、頭までぼんやりしてくる。

それでも、まだ上がりたくなかった。

湯船の中でしばらくぐずぐずしてから、ようやくゆっくり岸へ上がる。

こんなふうにのんびりできるのも、ここ数日、私の悩みの種に顔を合わ...

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