第21章 破産の窮境から抜け出す

オーロラ・ロスの視点

朝食を終えると、アレックスは真っ先に家を出て会社へ向かった。

その背中が玄関の向こうに消えた途端、肩の力がふっと抜ける。

向かいの席で、父と母が視線を交わした。

「オーロラ。あなたとアレックスは、本当にただの友達なの?」

私は慌てて頷く。

「本当よ。当時のことは二人も知ってるでしょ。今こうして友達でいられるだけでも、十分すぎるくらい難しいの」

その答えに、二人はどこか落胆した顔をした。

「あなたが言いたくないなら、私たちも無理に聞かなかった」

母が静かに言う。

「でもね、私たちはあなたのことを分かってるつもり。あなたが、あんな言葉で軽々しく誰かを傷つ...

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