第22章 厄介な親子

オーロラ・ロス視点

夜の街は華やかで、美しかった。きらめくネオンが、そびえ立つビル群を昼みたいに照らしている。

私は車を走らせ、約束のレストランへ向かった。

ここは有名な高層階のレストランだ。ビルの最上階にあり、床から天井までの窓越しに、街の夜景が一望できる。

案内係に最奥の個室まで通され、扉が静かに開かれた。

シリロは、すでに中で待っていた。

「オーロラ、会えて嬉しいよ」

私の姿を見つけるなり、彼は慌てて立ち上がって挨拶をする。すると隣にいた若い男も同じように立ち、こちらへ手を差し出してきた。

短い茶髪。やけに目立つピアス。派手なネクタイが、濃い色のスーツとちぐはぐで、どう...

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