第52章 どんな答えが欲しい?

オーロラ・ロス視点

彼は正気を失ったみたいに私を掴んで、ひたすら抱いた。

ベッド。ソファ。キッチン。バルコニー……。

羞恥なんて欠片もなく、あらゆる場所に、私たちの痕を残していく。

私は一度、ちゃんと話し合おうとした。

クレアのことを持ち出して、彼女はもう私たちの関係を知っている、と告げた。愛人を囲うなんて彼女に対して不誠実だし、感情に対しても無責任だ、と。

あるいは――人前で、もう一度私を罵ってほしいとも言った。私が当時彼に浴びせた言葉を、全部そっくりそのまま返してくれればいい、と。

私は協力する。虚栄心だけで戻ってきて、金と権力に縋ろうとして、最後は冷たく切り捨てられる女を...

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