第54章 新任書記

アウローラ・ロス視点

彼は口角を吊り上げた。けれど私の目には、そこにいっそう濃い嘲りが滲んで見える。

自分の下卑た反応が、ただただ恥ずかしかった。

男に下から貫かれ、奥まで満たされる感覚に思わず息が漏れる。彼はもう迷わない。腰を大きく突き上げ、容赦なく打ちつけてきた。

わざと痛めつけるのでなければ、アレックスはこういう時いつだって獣みたいに荒い。加減というものを知らない――そんなふうにさえ思う。

天井がどれほどの間、視界の中で揺れていたのか分からない。やがてその揺れが止まり、アレックスが引き抜いた時には、私はもう目も当てられないほどみっともない有り様だった。

床に散らばった服は酒...

ログインして続きを読む