第61章 元カレと友達になる?

オーロラ・ロス視点

オープニングダンスが終わる頃には、会場の空気もすっかりほぐれ、招待客たちも次々とフロアへ流れ込んでいった。

ルイは今夜の主役だ。彼を待っている人間はいくらでもいる。ずっと私のそばにいられるはずがない。

一曲踊り終えたところで、私は自分から先に失礼したいと伝えた。もともと今夜ここへ来たのは、新市長の様子を探るためだ。顔も見た。目的は十分果たした。これ以上ここにいる理由はない。

けれど、ルイは首を横に振った。

「だめだ。宴の最後に小さなオークションがある。お前も付き合え」

「私が出る意味あるの?」

彼は少しもためらわなかった。

「俺に何か買え」

「……」

...

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