第75章 罪悪感

オーロラ・ロスの視点

目を覚ました時、外はもう明るくなっていた。

体の重さはだいぶ引いていて、熱のあとに残る汗のべたつきもない。誰かが丁寧に拭いてくれたみたいに、肌がさらりとしている。

上体を起こし、服を見下ろした。

……昨日のじゃない。

「……」

ベッドを降りる。室内は暖房が効いていて、床には柔らかな絨毯。裸足で踏んでも冷たくなかった。

そっとドアを開けると、リビングでアレックスがソファに座り、新聞を読んでいた。

その背後には、数人の護衛。

物音に反応して、護衛たちが真っ先にこちらを見る。――アレックスだけが、視線すら寄こさない。

淡々と新聞を一枚めくり、何事もない顔。...

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