第89章 正解

オーロラ・ロス視点

胸の奥に熱いものが込み上げて、心臓の鼓動まで速くなる。

私は目の前の男の服をぎゅっと掴み、堪えきれず声を弾ませた。

「分かった」

「どうデザインすればいいか、見えた」

次の瞬間、温かい掌が頭に落ちた。彼は「チッ」と舌打ちし、そのまま乱暴にわしゃわしゃと撫で回す。髪が一気にぐしゃぐしゃになった。

「色の宮の絵師になれなかったからって、何だってんだ」

「それでお前が「いい絵師じゃない」ってことになるのかよ」

頭を押し潰されるみたいで、私は必死に彼の手を掴んで引きはがした。

文句のひとつでも言ってやろうとして――その前に、今の言葉の意味が胸に落ちてくる。

私...

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