第95章 もう二人の出場者

オーロラ・ロス視点

マイルズと二人で詰めに詰めたおかげで、私の作品はようやく形になってきた。締め切りまでの残り日数を指折り数えても、これなら大会前に間に合う。

私は椅子の背にもたれ、疲れきった息をゆっくり吐いた。

張りつめていた頭がほどけた途端、眠気がどっと押し寄せる。

けれどスマホを取り出し、トレンドの見出しを目にした瞬間、意識が少しだけ浮上した。

――フォスター家のお嬢様、次期色の宮画師へ!

フォスター家……。

クレア?

そんな偶然、ある?

半信半疑のままタップすると、添付されていたのはクレアが今日投稿したフェイスブックのスクショだった。

彼女は書斎のデスクに座り、柔...

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