第97章 君を信じている

オーロラ・ロス視点

「オーロラ、もうすぐ開宴だよ」

マイルズが控え室の扉を軽くノックして、穏やかに促した。

私はドレッサーの前に座ったまま、鏡の中の自分をもう一度だけ確かめる。

長く巻いた髪は肩に流れ、白い首元には高価なネックレス。ワインレッドのマーメイドドレスが腰のラインを包み込み、体の曲線を綺麗に際立たせていた。華やかで、上品で――今日の場にふさわしい。

色の宮所が主催する、盛大で豪奢な宴会。

SNSに投稿が上がるたび、コンテスト参加者への注目は膨れ上がり、いまや全国規模の話題になっていた。

色の宮の「新しい絵師」が誰になるのか。

誰もがそれを知りたがっている。

だから...

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