第7章
麗奈は屋敷の二階にある一室へ閉じ込められていた。窓は溶接されて開かず、扉の外には見張りが二人、交代で立っている。
私は部屋の隅に漂い、冷えきった目で眺めていた。麗奈が叫び罵るところから、泣いて懇願するところへ、そして最後には沈黙へと落ちていく様を。
三日後、見張りが入れ替わった。
新しく来たのは颯斗という男だった。三十代前半、黒崎家の下っ端の実働要員。顔には横一文字に傷が走り、目つきは暗く重い。
麗奈はすぐに彼に気づいた。
四日目の夜、颯斗が夕食を運び込んだ瞬間、麗奈は不意に彼の手を掴んだ。
「お願い、助けて」彼女は柔らかく言った。
「ここから出してくれたら、いくら...
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