第333章 再び口げんか

佐々木海子は顔を曇らせた。

「どういうつもり? 具合悪いのに薬も飲まないで、自分のこと超人だとでも思ってるの?」

小崎颂は悔しそうに彼女をにらむ。もう息も絶え絶えなのに、意地だけは張ったままだ。

「超人なわけねえだろ……むしろ、おまえのほうが冷てえよ」

「はいはい。飲みなさい。頭のネジ外れてるみたいなこと言わない」

でも、今日の小崎颂は本当に病人だった。

佐々木海子は水を差し出し、錠剤も取り出して彼の手に乗せた。

小崎颂は一気に口へ放り込み、水でごくんと飲み下す。

その瞬間、横目に彼女の腰が映った。細い。触れたくなるほどに。

「……あ~、頭痛ぇ」人生最高の演技を引っ張り出し...

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