第370章 陰謀を発見

佐々木海子は、思わず苦笑いした。

まさか五十を過ぎた田中さんに、こんな腹の探り方ができるとは。佐々木海子は、田中さんは毎日キッチンの中だけを行ったり来たりして、栄養があっておいしいものを作れればそれで満足している人だと思い込んでいたのに。

佐々木海子は田中さんに、ひとまず動かないでいてほしいと伝えた。処理の仕方なら、わたしに考えがある。

その夜、佐々木海子は小崎颂と同じベッドに横になり、言葉もなく天井を見つめていた。

互いに、胸の奥に抱えたものがある。

佐々木海子が寝返りを打つと、小崎颂が背後から腕を回し、ぎゅっと抱き締めてくる。

身体が熱い。わたしより少なくとも二度は高い気がし...

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