第398章 すべて成り行きに任せよう

「なんでよ、あいつが先にわたしを噛んだんじゃない!」斎田泉はなおも不満げに言い張った。

そこへルアーが中から出てきて、きっぱり言い渡す。

「決まりね。悪いほうが謝る。それから斎田泉、あなたは三歳の子と張り合うべきじゃない。あんな暴言まで吐いて……わたしは本当にがっかりしたわ」

斎田泉は、返す言葉を失った。

ますます思う。佐々木海子は自分の天敵だ、と。佐々木海子が生活に入り込んでからというもの、誇りにしてきたものが次々と崩れていく。

ほどなくして、監視カメラの映像が呼び出された。

ルアーが病室を出た直後、斎田泉はすかさず桃を一つ掴み、床へ投げ捨てた。

「犬なんでしょ。ほら、咥えて...

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