第400章 住友琛の帰還

 だが、その瞬間——彼女は後悔した。

 自分が甘やかしすぎたのだ。つけ上がらせて、好き勝手にさせてしまった。挙げ句、脳みそを通さず吐き捨てるような言葉で、平然と彼女を言い負かそうとする。

 佐々木海子は深く息を吸い込み、ふっと笑った。

「生理が不吉……ですか?」

 その発言をした相手を、まっすぐ見据える。耳を疑った。いや、相手の知能そのものを疑いたくなる。

「男の人って、生理をそんなに嫌がりますよね。あなたたちが生まれる前、あと少しで『それ』になりかけたから……本能的に怖いんですか?」

 口元は笑っているのに、声は冷たい。たった一言で、場の空気がひっくり返った。

 ——露骨な侮...

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