第407章 君がいてくれてこそ安心できる

林田さやかは、涙が出るとなったら際限がない。

「大丈夫。お医者さんが治るって言ってたから」佐々木海子は困ったように言った。

林田さやかに手をぎゅっと握られていて、なかなかほどけない。

困るのに、どこか温かい。

「絶対治るよ。前はどうにもならなかったとしても、それは前の話。今は私がいるし、私がそばにいるんだから、治るのだってもっと早いって」林田さやかは涙を拭い、胸を叩いて請け負った。

佐々木海子は苦笑いするしかない。「妊婦のあなたに世話されるなんて、要らないよ。予定日はいつ? そのとき私――」

「そのときは海子が絶対そばにいて。月末くらいかな。自然分娩は嫌だから、最初から帝王切開に...

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