第416章 永遠に諦めない

彼女はもう我慢の限界だった。あの外道のところへ、再び乗り込む。だが――小崎玲子と小崎隆志までいるとは思わなかった。

「佐々木海子。こんな状態になっても、まだ自分の徳を積もうとしないの? おじいさまが会社をあなたに遺したのは、発展させてほしかったからよ。ちまちま壊していけなんて、誰が言ったの」

小崎玲子はソファにふんぞり返り、顎を上げて佐々木海子を射抜くように見据えた。目の光が、やけに鋭い。

けれど――佐々木海子の狙いは、玲子ではない。

彼女は死体検案書を小崎秀洋の前へ、ばさりと放り投げた。

「調べはついてる。橘内未来は、死ぬ前に意識を攪乱する毒を盛られてた」

小崎秀洋は落ち着き払...

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